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旅を仕事にって本当に出来るの?システムエンジニアとして会社勤めしていた私がニートになって徹底検証!

読者初心者へおすすめ「恋愛小説」5選

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読書のすゝめ

 本を読むと、忘れていた感覚が蘇ることがある。志を高く持った高ぶる気持ちだとか、逆境に負けじと戦う闘争心だとか、きゅんっと心臓が締め付けられるような恋だとか。

現実で少し忘れかけていたことを、ふと思い出させてくれる小説は、きっとあなたの生活にぴちゃーん、と潤いの雫をこぼしてくれるはず。

ご気分リスト

映画館で観たいタイトルを選べるのは、その場で選べるタイトルが決まっているから。こういう仮説を立て、私が絶対に面白いを選び抜きました。ご気分リストは、足を運ぶ映画館を選ぶ感覚でどうぞ。その映画館で上映しているのは5本だけ、適当に選んで読んでみて。

「恋愛小説」5選、ここから選べば間違いなし 

恋愛小説、正直に言ってしまうと有川浩さんの作品を読めば間違いないのだ、というくらい恋愛小説で思い浮かぶのは私の中で有川浩だ。しかし、純愛ならば市川拓司だという私の中での認識も強い。私が選ぶのは純粋な恋愛と、きゅん、そして切なくて苦しくなるものをスパイスとして混ぜて、をお届け。

有川 浩『植物図鑑』

ページ数:少し多い(425ページ)

物語への入り込みやすさ:★★★★★

内容の難しさ:★✩✩✩✩

読了後:★★★★✩

実写化・アニメ化:あり

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

 

 恋愛小説といって1番最初に思い浮かぶ作品。本当に自分の内側からきゅんという音がしてくるよう。この本を読むたびにしつこく「あぁ恋したい」「こんなに好きになれる人と出会いたい」「道端にこんな素敵な人落ちてるかよ」とときめきからヤケを起こす、そんな一連の流れがわかっていてもきゅんを補給するために私はまたこの本の表紙をめくる。それから、この本はとっても美味しい。ちゃんと、ご飯を食べたくなる。

有川 浩『塩の街』

ページ数:少し多い(444ページ)

物語への入り込みやすさ:★★★✩✩

ファンタジーなので、読み慣れていないと入り込むのが少し難しい

内容の難しさ:★★★✩✩

読了後:★★★★✩

実写化・アニメ化:なし

塩の街 (角川文庫)

塩の街 (角川文庫)

 

自衛隊シリーズ三部作(塩の街、空の中、海の底)のうちの一冊。自衛隊という普段の生活ではあまり馴染みのない世界で、ちょっぴり入り込むのに時間はかかったものの、この小説は恋愛小説でしかない。不思議だ、自衛隊ものなのに恋愛小説。あぁ、自衛隊員である前に人間だ、恋もするのだ。

三部作からこの作品を選んだのは、ファンタジーの世界を描くこの シリーズで1番読みやすいと感じたから。でもこの一冊を面白いと思ったならば、他の2冊もあなたは絶対に読むに決まっている。因みに全て独立した話なので順番は気にしなくて大丈夫。

百田尚樹『フォルトゥナの瞳』

ページ数:多い(496ページ)

物語への入り込みやすさ:★★★✩✩

内容の難しさ:★★✩✩✩

読了後:★★★★✩

実写化・アニメ化:あり

フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)

フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)

映画化もされたこの作品、まだ映像はみていないが内容は少し異なっているらしい。この運命とか必然とか、よくわからなくなるけれど「好きな人」がいるってことがまたそういう選択を狂わせるって、苦しくて仕方がない。これもまた、一つの恋の形か。

市川 拓司 『いま、会いにゆきます』

ページ数:少し多い(432ページ)

物語への入り込みやすさ:★★★✩✩

内容の難しさ:★★✩✩

読了後:★★★★★

実写化・アニメ化:あり

いま、会いにゆきます

いま、会いにゆきます

 

特に、梅雨がはじまる前に読んでほしい一冊。 でも梅雨とか関係なく、素敵な純愛小説。あのね、この本を読むと雨が嫌じゃなくなる、そんなあったかい気持ちになれる。雨が嫌い、そう一言で片付けてしまっている人生はもったいない。ファンタジーだけど、ファンタジーを信じてもいいと思う。雨が降る度に思い出す小説があるって、なんだか感性が豊かになった気分になる。そんな一冊を、読んでみて。

越谷オサム『陽だまりの彼女』

ページ数:普通(342ページ)

物語への入り込みやすさ:★★★✩✩

内容の難しさ:★✩✩✩✩

読了後:★★★★★

実写化・アニメ化:あり

陽だまりの彼女(新潮文庫)

陽だまりの彼女(新潮文庫)

 

ほっこり、きゅん、そして2度読み直してしまう衝撃が待っているこの恋愛小説を読んでみて欲しい。陽だまりの彼女、このタイトルのセンスの良さ!陽だまりがぽわんと心に広がるから。 

おまけ

有川 浩『図書館戦争』シリーズ

ページ数:少し多い(398ページ)※(1)のページ数

物語への入り込みやすさ:★✩✩✩✩

難しい役職名に脱落者数知れず。でも、無視して読み進めて欲しい。

内容の難しさ:★★★✩✩

読了後:★★★★★

実写化・アニメ化:あり

図書館戦争

図書館戦争

 

ランクインはさせられなかったけれど、紹介しないなんて私が許さない、と思いこの場で紹介する。ランクインをさせるか否か、悩んだ理由は2つ。

①「読者初心者」の方々をターゲットしている故にシリーズものはあまりおすすめに適していない

②登場人物に漢字だらけの肩書きが!これはややこしくさせてくる心配が。

私も読み初めはちょっとだけ苦手意識がありました!

そもそも読まず嫌いをしていたし!

でも、この本を読まず嫌いしていた数年間を本当に後悔した。 全シリーズ読むと6冊にもなる。でも、社会人1年めの夏休み全て図書館戦争を読むことに費やしたのが、私。

ズキュンズキュン心臓に矢がさしてくるようなこの本が、皆さんの手元で開かれますように。

最後に

世の中には、純粋な恋ばかりではない。本の世界のヒロインのように自分がなれる気なんてこれっぽちもしない。それでも、恋っていいなと思わせてくれるから私は恋愛小説を自分に処方するのだと思う。殺人が起きるような小説ですら、恋はつきものだったりする。恋愛小説、っていう類は結構難しいのかもしれない。それだけ、恋というのは当たり前にあって、欠かせなくて、人を作る要素なのかもしれない。

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